受験

思いもしない
息子の受験だった。

受験日前に息子が 眉毛そってくれた。
息子自身 やってしまってから
「大変な事をした」と思ったらしい。
心がブルーになり
走馬灯のように楽しかった思い出が さっと去ってしまったらしい。
かなり動揺してしまい
こちらもドタバターだった。

中学校側にも心配をかけた。

家族中で心配した。

息子本人が一番動揺しパニック状態だった。

息子を元気づけてくれたのは娘だった。

娘にしてみれば
「眉毛をそる位 たいした事でもないし動揺する事でもない。全く
小心者だ。
私なんて小学六年の時から眉毛をそってる。」
と きたもんだ。

娘と息子は かなり性格も行動も違う。

息子の……
気持ちを 見ていなかった……
息子の行動を見抜けなかった。

親の目がいき届いていなかった。

反省させられた……
受験だった。

一番大変な思いと動揺したのは息子。
ごめんね。息子。


実家の母にアタシは
怒られた。
「親が しっかりしてないから 土壇場になって
そんな事をしたんだ！
しっかり子供見てやれ！」
全く その通りだと思った。


今日にて受験終了。
面接を終え息子は帰ってくる。
疲れ果て帰ってくるに違いない。