娘ょ・・
「約束」守ったね。
高校3年間・・
あれやこれやと問題をおこしてくれた。
一年の秋・・
男子生徒のからみでもめごと
寮の食堂の壁をぶち破る ほどの
パニックを起したね。
その時 支え 励まし
君の帰りを持ってくれたのは
寮にいる友達・寮の食堂のおじさんとおばさんだったね。
二年の一学期・・
「学校を辞めたい」と君は・・
行動をとった。
寮でタバコを吸う。
計画的 君の反抗。
学校は 勿論 無期停学処分・・
家族だけではなく 多くの人たちに
励まされ
「帰っておいで」「まってるよ」
声に 耳を傾け
学校に戻った。
二年の夏・・
二年の二学期・・
また君は「学校をやめる!!」と
言い出した。
アタシは声を大にして言った。
「もう いい!やめるなら やめろ!
だけど 学校やめるなら
家の手伝いしな!家からは出さない!
学校に行ってるから 学生だから
人並みの足並み揃える生活させてるんだ!
小遣いも与えてるんだ!
必要なものは買って与えてるんだ!
家に帰ってきたら友達呼んで 遊ぶことも許してんだ!
学校 やめたらね!
全部 必要ないから!
家にいて仕事してたら 遊ぶ時間ないし
シャレこいてる事もないから!
最低源のもんで生活できるから!
出来るか!?
今のオマエに!?
学生だから・・出来ることがあるんだ。
学生だから・・自由なこともあるんだ。
学生 辞めたら 家にいるだけ。
ご飯食べて仕事してればいい!!
よく!考えろ!!」
アタシが切れたのだ・・
かなりの大声で娘を怒鳴りつけたのだ。
娘は 泣き泣きアタシの前から姿をけした。
あたしも 勿論・・悔しさと情けなさで
泣いたんだよね・・・
数時間後・・・
娘はアタシに話しはじめた・・
「学校・・・続ける。
学校・・やめない。
絶対・・卒業するから。」
アタシは「出来るの?」
娘は答えた「やる。出来る。約束するから
卒業するから。」
アタシは娘に言ったんだ・・
「約束?約束なんて簡単なもんじゃないよ・・
約束って破るために約束するんじゃないんだよ。
約束って守るためにするんだよ。
出来るの・・?
その約束が・・?」
娘は「出来る・・・約束・・守る・・守るから・・」
(思い出して・・・涙がぁ~~~)
(あぁ~~~いけなぁ~~~い涙がぁ~~)
娘は ちゃんと「約束」守ってくれました。
卒業・・「約束」守ってくれました。
ありがとね・・娘ょ・・
そして やっぱり「卒業おめでとう」
約束守ってくれてありがとうね。
あっ・・・つけくわえ・・
娘が言う。「約束守らないとお母さんコワイから」
「あたしが一番 こわいのはお母さん
お母さんを怒らしたら世界で一番コワイから・・
極道なみの勢いでもの言われるから。」
そう 言ったんだっね。
そう こわいんだよね。お母さんは。
ん?いつ帰ってくるかな?
まだ?泣いてるかな?
卒業式・・・行けなくて・・行かないでごめんね。
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